風の神シルフィリールのミスによって命を落とし、異世界に転生したタクミ。森の中で雙子のアレンとエレナを保護した彼は、冒険者として生活を始めた。迷宮に関する報告をするため、港街ベイリーにある領主家を訪れたタクミたち。そこで彼らを出迎えた領主は、以前、シーリンの町で世話になった騎士の兄だった。しばらく領主家に滯在することになったタクミたちは、ある日、晝食としてカレーを作る。すると、香りに釣られて人々が集まり、気づけば領主家の面々が勢ぞろい。タクミはアレン、エレナにもお手伝いを頼み、特製カレーを作って皆に振る舞うと、それを気に入った領主から、とある提案をされた―。