迷探偵の條件
小說
簡介
あなたは「運命の人」(はんにん)を捕まえられるのかしら?
真丘家の男子は十八歳までに運命の女性に出會わなくてはならない。
でないと、十八歳で必ず死ぬ。
つまり本日、十七回目の誕生日を迎えた俺・真丘陸にはあと一年の猶予しかないということである。
しかし、その殘念な運命を迴避するには厄介な體質が俺にはあった。
しかも二つ。
一つは女難體質で、この中に運命の相手がいても困るレベルでヤンデレばかり引き寄せてしまうこと。
そしてもう一つは、超がつく探偵體質であること。
それはもう、ちょっと出かけると事件に巻き込まれるような。
というわけで、今日もまた死體に出くわしたのだが……。
もしかして、犯人が運命の人ってことはないよな?