自動人偶・安麗耶塔オートマチック・アンリエッタ

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簡介

アンリエッタが目を覚ましたのは、

不気味なピエロ人形のある見知らぬ部屋だった。

不思議に思いながら部屋を見回すと鏡が目に入り、

アンリエッタはさらに驚く。

そこに映っていたのは “自動人形” となった自分の姿。

「え…… なに、これ、どうなってるの……？」

夢でも見ているのかと戸惑っているところへ……

どこからか、不思議な聲が響いてくる。

自らを道化師と名乗るそのしわがれた聲は、

困惑するアンリエッタの質問に聞く耳も持たずにしゃべり続けた。

「お前の身體は預かっている。

返してほしければ、この屋敷內から、

お前を動かすゼンマイが止まるまでの12時間以內に、

集められるだけの “寶” を持って來い」

そう一方的に告げると、その聲は、狂気じみた気配と共に消え失せた―。

戸惑い納得も出來ないが、

他に身體を取り戻す手段も思いつかないアンリエッタは、

小人ほどになってしまった人形の身體で、

大きな屋敷內の探索を始めるが……。