新房昭之
簡介
福島県伊達郡桑折町出身。
アニメ監督・演出家であり元アニメーター。
友人だった高橋和希と共にスタジオワンパターンによく遊びに來ていたことがきっかけで、アニメーターとしてそこに入社。
それ以前にも製作會社に勤めていた他、カナメプロダクションに在籍していたこともあった。
始めはうる星やつら、美味しんぼといった作品の原畫を擔當していた。
からくり剣豪伝ムサシロードで初めて演出に參加、メタルファイターMIKUで監督デビュー。
そして、月詠でメジャーデビューを果たす。
新房の作風として、靜止畫や派手な色遣い、特殊なレイアウトといった斬新かつ奇抜な演出が特徴。
特に毎週変わるアイキャッチやエンドカード、シャフト以降での少しずつ変わるOPとEDは餘りにも有名。
そして、近年でよく使われているパロネタや黒板ネタを広めたのも彼のおかげ。
YMOのネタもよく使う。
しかし、個性的過ぎて視聴者を置いてきぼりにする事もしばしば。また、演出に力が入り過ぎて原作の設定が壊れるのではという意見も。
だが、本人は原作の設定から逸脫しないように心がけたり、基本は原作者とコミュニケーションをとりながら製作している。
新房の手がける作品はほとんどが同じスタッフ・聲優陣を採用する事が多い。
カメラに出るのが苦手で、メディアの露出が極端に少ない。
何故か彼の參加した作品は異様に吸血鬼の登場率が高い。
また、自身の作品のスピンオフのほとんどが何故か魔法少女絡み。
前述にあるような獨自の手法から個性の強い演出家と見られがちであるが、シャフト以降の監督作品ではカリスマ的に強引に引っ張るよりも、気心の知れたスタッフに好き勝手やらせて個々のスタッフの良さを引き出し、新房監督自身はそれをうまくコントロールしていく傾向がある。
副監督やシリーズディレクターの職がどの作品でも存在するのはそのためと思われる。
自らは主要話數のコンテに手をつけたり、絵コンテの手直しをしたりといった介入は少ない。